あなたの人生も私の人生も、同じ道とはいえません。

そう、あなたの道は、あなたが歩くべき道です。

人生とは、旅であるといいますが、人生とは、時です。

あなたは、何も持たず裸一貫で生まれ、身綺麗にされひっそり死を向かえます。

その道すがらにいます。

生まれて死ぬ、そう死ぬ前の身綺麗の練習をしています。

朝起きたら顔を洗い、仕事に汗をかき、お風呂に入り身を清め、就寝する。

そう、終身前の身支度をして生きているのです。

「身綺麗にして生きる」、それ以外に大事なものはありません。

植物に汚いないものはありません。生きた証を求めなくてもよいのです。

思い出も時の表れであり、時に洗われていく。

時ほどすばらしく、味わいや彩をもたらすものはありません。

時は、すべてであり、あなた自身の証です。

時は、見えませんが、

あなたは存在し、存在していた、そしてまた存在することでしょう。

良き事も悪しきことも、土に還り、宇宙がすべて浄化し、昇華し、

あなたはすべてに与えられていく。

そしてあなたのそれが、種として生まれ、こぼれ落ち、命が宿っていく。

循環が、調和をもたらし、受け継がれていく。

あなたは、今であり、過去であり、未来であり、すべてです。

私は、そんなこと、あんなこと、こんなことを皆さんに、植物のメッセンジャーとして伝えることが使命であると思っています。

不安を和らげ、癒し、時に元気を与える、あなたにそっと寄り添い、あなたに気づきをそっと与える存在であることが私のささやかな願いであり、幸せです。

私は、いるというよりも、あるものであり、ないものであります。

だから、大それたことをするつもりもありません。

存在の証だとか、何かをするとか、成し遂げることを求めることもありません。

長年、植物と向き合ってきました。

そこにあった花は、いつの間にか枯れ、風と共に消えていく。

何も言わず、何かに囚われることなく、残しただろうか種のことも気にせずに。

時に身を任せ、時と共に消えていく。

私は、時と共に、植物と共に生きるだけです。

人とのかかわりにぬくもりと安らぎを感じることはあります。

しかし、私は、なくても生きていける強さを植物から学びました。

執着や依存や欲は、人ですから、いつの間にか持たされ、求め、生きてきましたたが、その日々に懐かしさを覚えつつあります。

それから逃れようとするのではありませんでした。

しかし、そのことがなんだかかわいい奴だなと思えるようになりました。

すべてが私であり、私はすべてである。

外の世界と内なる世界が結びつき、そう感じ生き始めました。

　わたしであるあなたへ

私は、

昔も、今も、これからも、その先も、

私は、

どっしりと根をおろした大木のように、

私は、

薄日差す柔らかな光とぬくもりになって、

私は、

あなたを、

ただ、ただ,笑顔で見護っています。

～Green man　より愛を込めて～